想い巡る ラオスららばい 壱
ラオスって どこかしら。
たまたま 日本のこの時代に 生まれてきただけ。 わたし。
たまたま ラオスの同じ時代に生まれ
ほらそこで 水浴びしている民。 だれかしら。
もしかしたら あちらに生まれて 犬とあそぶ子は
たまたま生まれた わたし かもしれない。
ラオスが どこぞの国であろうがなかろうが
たまたま生まれ 同じ時代を生きる たくさんの わたし。
みんな 元気でなにより。
しあわせでありますように。
みんな そして わたし。
想い巡る ラオスららばい 弐
ラオスって
なんにもないんだよ。
観てまわる 観光地も そうそうないし
美味しいメニューも 気の利いた土産物もないね。
ライフラインも整ってないし
高級リゾートなんて もってのほか。
でも
ひとつだけ 日本にないものが あるんだよ。
「なんにもない」が あるんだよ。
ラオスって
ほとほと 苦労して 辿り着くんだけど
なんにもなくて つまんなくなってしまうかも。
それで
飛んで 日本に 帰りたくなるんだけど
日本に 帰ったとたん
どうしようもなく ラオスに行きたくなるんだ。
毎日毎日 ラオスのことで 頭がいっぱいになって
そして また
とんでもなく 苦労して ラオスに辿り着くんだ。
どうしてだろうね。
（２００７．７．２０ 小宮山道隆氏の写真を眺めて）
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